2016年 04月 09日
衆院道5区補選 「共産色薄く」民進腐心 4党首そろい踏みに慎重 |
衆院道5区補選 「共産色薄く」民進腐心 4党首そろい踏みに慎重
北海道新聞 4月9日(土)7時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160409-00010000-doshin-pol
岡田代表周辺「選挙のマイナスに」
12日告示、24日投開票の衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙を前に、民進党執行部が「共産党色」が強まらないよう腐心している。民進党主 導で擁立した無所属新人の池田真紀氏(43)を推薦する共産党や社民党、生活の党は、4党首がそろって道5区入りして池田氏の応援演説を行うことを検討し たが、保守層離れを警戒する民進党は共産党との表だった協力に慎重姿勢を崩していない。
共産党は4月に入り、党所属の国会議員らが相次いで池田氏と並んで応援演説などを行い、共闘をアピールしている。民進党幹部は「支援はありがたいが、少し目立ちすぎる」と複雑な表情を浮かべる。
共産党は道5区補選で、内定済みの独自候補を取り下げて池田氏推薦を決定しただけに「気持ちのよい共闘ができている」(小池晃政策委員長)と円満な協力体制を強調。社民党や生活の党とも連携し、告示後に野党4党首がそろい踏みで池田氏を応援する演出を模索する。
しかし民進党の支持母体の連合や、同党が取り込みを狙う保守層には共産党アレルギーが強い。自民党が「民共合作」と攻撃を強める中、岡田克也代表周辺 は、共産党の志位和夫委員長と肩を並べての演説は「選挙にマイナスになる」と懸念。野党4党が当初検討した16~17日の実施は難しくなっている。
4党幹事長は7日、道5区補選対策会議の開催を決め、来週にも東京都内で初会合を開く。選挙戦略の意見交換が目的だが、民進党側は対策会議を野党共闘の発信の場とすることで「現地で4党首そろい踏みをせずに済ませる」(幹部)ことを狙う。
一方、民進党道連では党本部に比べ共産党への抵抗感は強くなく、「共産党だけを外すなら野党共闘がアピールできない」と、党本部への不満も漏れている。(東京報道 津田祐慈)
北海道新聞
by hinokawaz
| 2016-04-09 22:41
| 政治
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