2014年 03月 21日
安倍首相、米韓へギリギリの配慮 3カ国首脳会談実現で |
安倍首相、米韓へギリギリの配慮 3カ国首脳会談実現で
2014.3.21 18:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140321/plc14032118350009-n1.htm
日米韓首脳会談の開催が固まったことを受け、安倍晋三首相は21日、都内の私邸前で記者団に対し「決まりましたか。よかったと思います」と述べた。首相は日韓の仲介役となった米国や、歴史問題で攻め立てる韓国への配慮を重ね、会談開催にこぎつけた。ただ、朴槿恵韓国大統領は米国の仲介に応じただけであり、日本が求める日韓首脳会談は拒んでいる。日朝間では局長級協議の月内開催が早々に決まったのとは対照的に、日韓はいまだに「雪解け」とはいかない。
首相はこれまで、慰安婦問題や昨年末の靖国神社参拝など、歴史認識をめぐる朴氏の要求を拒否し、「問題があるからこそ話し合うべきだ」と訴えていた。
しかし、オバマ米大統領が日米韓首脳会談を呼びかけると、靖国参拝でぎくしゃくした日米関係や4月のオバマ氏来日も念頭に、首相は「『対話のドア』の外に出て呼び込む」(首相周辺)姿勢を強め、会談実現への環境整備に入った。
首相は14日の参院予算委員会で、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野談話」を「見直すことは考えていない」と明言。小学校の教科書検定結果の公表時期にも配慮するなど、次々とカードを切った。
外務省幹部は「日本のせいで米国の努力が無に帰したと思われないよう、ギリギリの配慮をした」と強調。「韓国も同じ考えだったようで、この数日間は日韓が会談実現の条件闘争に興じる『チキンレース』のようだった」と振り返る。
日米韓首脳会談では、歴史認識への深入りは避け、3カ国が共闘しやすい北朝鮮問題を議論する方向だ。日本と北朝鮮の正式な政府間交渉となる局長級協議が30、31両日に決まったことも受け、首相は今月2回行った日朝の非公式政府間協議の様子を説明することにしている。
by hinokawaz
| 2014-03-21 21:16
| 政治
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