たま駅長、アジアの観光客にも人気―高齢でも健在 |
外国紙の著作権はどうなのか気になるが、たま駅長のなんとなく貫禄さえ感じさせる風貌には脱帽した。
2014/02/28 2:16 pm
たま駅長、アジアの観光客にも人気―高齢でも健在
http://realtime.wsj.com/japan/2014/02/28/%E3%81%9F%E3%81%BE%E9%A7%85%E9%95%B7%E3%80%81%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%AE%A2%E3%81%AB%E3%82%82%E4%BA%BA%E6%B0%97%E2%80%95%E9%AB%98%E9%BD%A2%E3%81%A7%E3%82%82%E5%81%A5/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog
By TATSUO ITO
Tatsuo Ito/The Wall Street Journal

4月で15歳になる貴志駅の駅長「たま」はアジアからの観光客誘致に貢献している スライドショーを見る≫
日本では労働人口の高齢化が急速に進んでいるが、勇気づけられる存在がいる。高齢にもかかわらず、和歌山県のローカル線でアジアからの観光客を魅了し続けているネコの駅長「たま」だ。
4月で15歳になるたまは、7年前に和歌山電鉄貴志川線の貴志駅駅長に就任して以来、毎年数万人の観光客を呼び込んでいる。日本の多くの農村地帯と同じく人口減少に直面しているこの地域の活性化に一役買っている。
たまの仕事はさほど難しいものではない。座って観光客に写真を撮られることがその主な役目だ。
和歌山電鉄によると、たまは主に香港と台湾からの観光客を引きつけており、両地域から貴志駅を訪れる観光客数は2013年9月までの半年間で240%も増加した。貴志川線の年間乗客数は約220万人。
アジアからの観光客全体では約2万人が毎年この小さな町を訪れている。関係者によると、今年の春節(中国の旧正月)期の観光客数は過去最大規模で、数百人が来る日も多かったという。
「ネコを駅長に起用する発想は賢い。今では鉄道のシンボルとして多くの観光客を引きつけている」と、香港から友人と2人でたまを見にきた大学生Ka Wing Wuさん(22)はJapan Real Time(JRT)に語った。
07年1月の駅長就任以来、たまはスピード出世し、13年に社長代理に任命された。たまの功績を考えれば驚くにはあたらない。観光客を誘致し、乗客数の落ち込みで年々深刻な赤字に陥っていたローカル線の救済に重要な役割を果たしてきたのだ。
たまは08年、推定11億円の経済効果をもたらしたとして和歌山県から「和歌山県勲功爵(わかやまでナイト)」の称号を授与された。同電鉄のプロ モーションスタッフ宮下真希さんは「たまは地域を活性化させている。私も多くの観光客の方々が、たまを見てうれしそうに帰っていくのを見るのが幸せ」と話 す。
たまの起用を考えついたのは自称犬派の小嶋光信・和歌山電鉄社長だ。小嶋社長によると、たまを初めて見たとき、特にコスト節約のために思いついたという。多くの地方のローカル線と同じく、和歌山電鉄も多くが無人駅だ。
一定の年齢に達した人の多くがそうであるように、たまもあくせく働く気はないようだ。現在の勤務は週4日で、残りは3歳になる三毛猫の「ニタマ」が駅長代行を務めている。この勤務体制でも観光客離れにはつながっていない。
「超かわいい」。ネコを目にした若い女性観光客は喜んでいた。
原文(英語):Station Master Cat Going Strong in Old Age
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/02/25/station-master-cat-going-strong-in-old-age/

勘弁してくれ と いいたそうな写真もあります。